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スタートアップ知財戦略について(その4)

  •   知的財産権で大事な4つのポイントの内の最初のポイントである「01社名や商品名、使って大丈夫?」を前回説明しました。
     今回は残りの下記ポイントを説明します。
    02社名や商品名、安心して使うためには?
    03競合他社の技術・デザインもチェックしましょう
    04事業のコアとなる技術やデザインを守りましょう

     まず、「02社名や商品名、安心して使うためには?」に関しては、社名や商品名を「商標登録」することが挙げられます。
     「商標登録」のメリットは、以下のようなものです。
    ・他者が無断で使えないようにできる
    ・自社の社名・商品名として安心して使い続けることができる

     次に、「03競合他社の技術・デザインもチェックしましょう」に関しては、競合他社の「特許権・意匠権」を侵害していると、以下のような問題が生じます。
    ・警告を受けたり、裁判所に訴えられたりするリスクがある
    ・プロダクトのコア技術・デザインである場合、事業を継続できなくなる可能性がある
     以上より、競合他社の「特許・意匠」は要確認であり、更に下記のように自社のプロダクト開発や提携先探索に生かすことができます。
    1. 競合他社に対する自社の強みを確認できる
    2. 競合他社が手を出していない領域がわかる
    3. ライセンス契約先となるパートナー候補がわかる

     最後に、「04事業のコアとなる技術やデザインを守りましょう」に関しては、自社の製品・サービスの核となる技術・デザインを、「特許権・意匠権」として権利化することです。
     「特許権・意匠権」のメリットや取得する際の注意点は以下の通りです。
    特許権・意匠権のメリット
    ・模倣を防止し、事業の差別化ができる
    ・ライセンス等による事業提携・拡大のツールになる
    ・技術力・信用・ブランドの裏付けになる
    特許権・意匠権を取得する際の注意点
    1. 出願前に論文や展示会などで公開すると権利にならない(新規性の喪失)
    2. 権利範囲がビジネスモデルに合致しているかをしっかり吟味(おまかせにしない)
    3. 技術の内容に応じて、出願だけでなく、ブラックボックス化、公開による市場獲得などの戦略を立てる

     スタートアップを考えている皆様は、上記内容をご参考にされると良いと思います。

    特許庁ホームページの「スタートアップ向け情報」より

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